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2020年11月19日
星のやブランドにおけるペットボトルフリーへの第一歩として 客室にウォータージャグを設置

圧倒的非日常感を追求した日本発のラグジュアリーホテルブランド「星のや」では、ペットボトルフリーへの第一歩として、客室でのペットボトル入りウォーターの提供を廃止し、ウォータージャグを設置します。これは、環境に対する負荷を最小限にとどめながらリゾートの魅力を表現することで、顧客満足と運営収益を生み出す「環境経営」の一環で、星のや軽井沢(長野県・軽井沢)と星のや竹富島(沖縄県・竹富島)からスタートします。星のや軽井沢では、「軽井沢野鳥の森」を水源とした自家水道を有しています。また、星のや竹富島では、2021年1月の供用開始を目指して八重山諸島の豊かな海水を淡水化した自家水道の整備を進めています。ウォータージャグを導入することにより、環境保全に寄与するだけでなく、お客様に豊かな自然が育んだ良質な「水」をご提供できるようになります。なお、その他の国内の星のや(東京、富士、京都、沖縄)につきましては、2021年内に対応予定です。

背景と特徴

「プラスチックごみ削減」という社会問題の解決を目指す4者の企画・開発により、このウォータージャグは生まれました。4者とは、「星野リゾート」「secca inc.」「石川樹脂工業」「Amazon」です。「星のや」がこだわってきた「自然との共存」というサステイナブルな活動に共感し、それぞれの強みを活かして協働することになりました。お客様に水をおいしく楽しんでいただくことにくわえて、自然の恵みを感じながら過ごす非日常の時間や、「水そのもの」に触れるような感覚を体験することで身近な存在である「水」との接し方に新たな発見を提供します。

ウォータージャグの企画・開発に関わる4者の紹介

▪星野リゾート
旅の中で、実際に利用するシーンをご提案します。また、星のや軽井沢および星のや竹富島にて販売します。(税込2,700円。2020年12月より順次販売予定)

▪secca inc.
デザインを担当したクリエイター集団。水の流れや温度変化に伴う動きを表現しました。

▪石川樹脂工業
製造・リサイクル担当。永く使える耐久性や樹脂製品リサイクルの仕組みを実現しながら、先進と伝統の技術が融合して生まれる新しい食器をコンセプトにした「ARAS(エイラス)」を展開する石川樹脂工業が、その技術を存分に発揮しました。

▪Amazon
4者による取り組みを企画・推進。また、AmazonおよびAmazonビジネス(*)での販売により、個人および法人、個人事業主のお客様にこのウォータージャグをご紹介します。
*AmazonおよびAmazonビジネスは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。

【ご参考】星野リゾートの環境経営について ~3つの指標要素から~
・EIMY
Energy In My Yard の頭文字をとったもので、自分たちの使うエネルギーは、できる限り自らの場所の自然エネルギーでまかなおうという考え方。星のや軽井沢では、自家水力発電と地中熱・温泉排熱利用設備を導入し、使用エネルギーの約7割を自給しています。(2019年時点 67%)

・ゼロエミッション
運営によって生じる廃棄物の単純焼却・埋立てごみゼロ=リサイクル率100%を目指す取り組み。軽井沢事業所では「ゼロ委員会」を立ち上げ、2011年11月、多品種の廃棄物が排出されるホテルでは難しいとされてきたゼロエミッションを達成しました。

・エコツーリズム
地域の生態系を保全しながら、お客様にその魅力を伝え、理解を深めていただこうという観光のあり方。星野リゾートのエコツーリズム専門家集団「ピッキオ」は、心躍る野生動植物との出会いをサポートし、そのおもしろさにふれるネイチャーツアーの提案、人とクマの共存を目指したツキノワグマの保護管理事業を行っています。

環境経営のあゆみ

1914年 星野温泉旅館開業
1915年 木製水車を利用した水力発電を開始
1992年 社長 星野佳路(現・星野リゾート代表)が、「リゾート運営の達人」という企業ビジョンを掲げ、経常利益率・顧客満足度・環境経営の3つの指標を設定
1999年 ゼロエミッションの達成のため「ゼロ委員会」発足
2003年 ゼロ委員会の活動が、グリーン購入ネットワーク 第6回グリーン購入大賞「環境大臣賞」受賞
2005年 環境省「第1回エコツーリズム大賞」受賞
2011年 ゼロエミッション達成
2019年 ホテルアメニティをポンプボトル式へ変更、個包装ソープ類撤廃(年内に完了予定)。ペットボトルフリーへの挑戦。歯ブラシリサイクルの取り組みを全国に展開。

報道関係のお問い合わせ先
星野リゾート 広報
TEL:050-3537-2445