星野リゾート

星野リゾート

代表挨拶

最初の旅館を開業して110年目

2024年、星野リゾートは、長野県軽井沢で最初の旅館を開業して110年目を迎えました。この100年と少しの間に日本の観光も世界のホテル業界も大きく変化しましたが、今後の100年はもっと大きな変革の時代をむかえようとしています。

旅産業は世界で最も大切な平和維持産業

その行方は定かではございませんが、『100年後に旅産業は世界で最も大切な平和維持産業になっている』と私は大胆予測をしています。世界の動きに大きな影響を与えている民意、その民意に少なからず影響を与えるのが旅であるという仮説。国内各地を訪れることで自らの国を深く理解することができる、外国に行くことで他国の文化や豊かさを感じることができる。そして旅をすることでその場所に住んでいる人たちと触れ合い、友人になることができる。『世界の人たちを友人として結んでいく』、それは他の産業にはできない、旅の魔法なのです。

星野リゾートはそういう視点を持ち、次の100年の事業に取り組んでいきます。人と人が国境を超えて理解を深め合うことに貢献することで、国と国が平和を維持する力になっていく。「ちょっと大袈裟だよ」と思うかもしれませんが、次の100年を考える今、私たちの仕事にはそういう役割が託されていると考えたいのです。

夢は大きく、運営は地道に

壮大な夢は持ちつつも私たちの組織はまだまだ未熟です。お客様、お取引会社様、そして地域の皆様のご意見やお叱りをいただきながら成長する必要があると思っています。「夢は大きく、運営は地道に」を心がけ日々努力していく所存であり、皆様のご支援を賜りたくお願い申し上げます。

星野 佳路

100 TRIP STORIES 〜旅は魔法〜

星野リゾート開業100周年にちなみ、日本を旅してみたい20代の旅人100人をアジア、アメリカ、ヨーロッパ、オセアニアと、たくさんの国々から募集しました。日本の旅を通じて感じたありのままの日本が旅行記となり、その全てがサイトに公開されています。

会社沿革

1904
軽井沢の開発に着手
軽井沢に隣接する佐久の地で生糸業を営んでいた星野国次(初代経営者)は、別荘地として発展し始めたばかりの軽井沢に温泉が保養の重要な要素になると考え、星野温泉の掘削を開始しました。
1914
星野温泉旅館開業
1917
木製水車を利用した水力発電を開始
1921
芸術自由教育講習会開催
温泉掘削や水力発電の設置などを通じて旅館機能が充実し、多くの文化人が訪れるようになりました。1921年から始まった「芸術自由教育講習会」には、内村鑑三、島崎藤村、北原白秋などが集い、当時の文化を牽引する場となったのです。
1929
水力発電所開業
二代目経営者 嘉政は、一冊の本を参考に、自力で水力発電所を建築しました。
1951
株式会社星野温泉と改組
1974
国設 軽井沢野鳥の森として指定
星野温泉に中西悟堂氏が滞在し、「今までは野鳥を食べていたが、これからは見て楽しむ時代になる」と話し、軽井沢を世界的にも多種類が生息する野鳥の宝庫であると指摘。その意を受けて、中西悟堂氏とともに生態系の保全活動に尽力した結果、星野エリアに隣接する国有林が国設の野鳥の森と指定されました。
1992
所有を本業とせず、運営会社を目指すという企業将来像を発表
1987年施行のリゾート法を契機にリゾートや旅館には新規参入が増える時代を迎えました。星野リゾートはこれを機に現在の経営方針に移行、事業内容も運営分野に特化し、企業ビジョンを「リゾート運営の達人」と設定。お客様のご満足を重視しながらも十分な利益を確保できる運営の仕組みづくりに取り組みました。
1995
株式会社星野リゾートに社名変更
ホテルブレストンコート開業
2001
リゾナーレ八ヶ岳の運営開始
2003
アルツ磐梯リゾートの運営開始
2004
トマムリゾートの運営開始
2005
星のや軽井沢開業、星のやブランド展開開始
2010
マスターブランド戦略を開始
2011
界ブランド、リゾナーレブランド展開開始
2013
星野リゾート・リート投資法人(*)が東証に上場
日本で初めて観光に特化した不動産投資信託(リート)を立ち上げました。日本が観光立国を目指す過程で、一般投資家が観光産業の成長に投資いただける環境を整えることは重要であると考えています。
2014
初の海外運営案件 KiaOra Rangiroa(タヒチ)運営開始
2016
星のや東京開業
2017
星のやバリ開業
2018
OMOブランド展開開始
2019
BEBブランド展開開始

会社概要

社名
株式会社星野リゾート
住所
長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉2148